2006-11-19 17:51:51

Fonoda新譜情報 [ 管理人の趣味 ]

■以前にご紹介したアーティストFabio Fondaのアルバムをちゃんと入手したので
そのレビューを書こうと思ったのに、ちょっと今回は私のブログを
見て下さる好事家な方々の、さらにごく一部の方しか喜ばないニュースを
書く事にしました。

あれです、好事家同士で気持ち悪いほくそ笑みでも
浮かべましょうってやつです。うん。

■さて、今回のニュースは私が過去に、このアーティストを
紹介するためだけに、プチレーベル特集を組んだFonodaのニュース。
・・・上記したアーティストと名前がちょっと似てるのは、何の因果で
ありましょうか(そしてどうでも良い)。

ちなみにそのレーベル特集はこちら

1stアルバムがリリースされたのは、2002年。特に彼ら自身のサイトも
なく、新しい情報はマイナーなアーティストゆえ取得も出来ず、活動を
しているのかどうかすらよく分からない系でした。

ですが、コンピで名前を見つける事があったりしたので、多少は安心して
いた次第です。

で、最近、ドイツのディストリビューター兼レーベルを営むHausmusikの
設立15周年記念コンピがリリースされ、その中でIso68やDeaf Centerとの
コラボ・トラックで名前が見つかり、非常に驚きました。

そこで思い出したのが、アーティストに人気のSNS、myspace。
探してみたところ、すぐに発見でき、そこで得たのが2007年初頭に
2ndアルバムEventuallyのリリース情報だった、というわけです。

レーベルはCity Centre Officesのサブ・レーベルBüro records
このリリースと同時に1stアルバムも注目されないかなーと
私は思ってるわけですけど。やっぱご贔屓なアーティストは知名度が
上がって欲しいですしね。

■そんなわけで、個人的に興奮しまくりんぐなニュースでしたが、
きっと一般的には全然だったりするんでしょう、ていう。かしこ。
ニュースおしまいっ。

関連リンク
・Fonodaのmyspace

Posted by aphex at 2006-11-19 17:51:51 | コメント(0) | Trackback(0)

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2006-10-28 19:10:07

Clark - Body Riddle [ 特集・長文レビュー ]

■なんだか音源が溜まる一方で、満足に聴き倒して
自分の中で消化出来てる気がしません・・・というのも、どうも
このアルバムが離してくれないわけです。

というわけで、早速。

■2006年2月、Chris ClarkことChristopher Stephen Clark
名義をClarkへと更に名前を縮め、新名義初の音源5トラックを
3"CDシングルThrottle Funitureにまとめ、リリースしました。
該当音源のレビューはこちらを参照

EPの後にアルバムをリリースするパターンは、彼自身渾身の2ndアルバム
Empty The Bones Of Youがドロップされた2003年と同様で、
約3年ぶりとなる新しい音源に期待を寄せた方は少なくないでしょう。

そんな待望のアルバムなわけです。私にとって、ですけど。

■1stから2ndにかけて、彼の作風は劇的に変化を遂げた、と言いたくなるほど、
トラックの質的な進化が見られ(聴かれ?)ました。まだ1stは攻撃的な中にも
メロディに温度が感じられるものもあったりでしたが、2ndに至り、硬質で
研ぎ澄まされた低温の音づかいへと移行。

今作でも同様の音楽観が踏襲され、ソリッドで鋭く切り裂く、
音には禍々しささえ感じられるトラックが、アルバムに
凝縮されているように思います。

根本的な違いといえば、ビートは彼自身が演奏して
録音したとされる生音ドラムを多用している事です。
このため、とても音が立体的な広がりを見せています。
これは大変耳に刺激的でした。

この音の立体さなのですが、1stアルバムから思っていた事で、
音の3D的な空間距離センスは凄まじいですね。
これを聴いた後に他の音源を聴くと、かなりフラットに
感じてしまうほどです。

前作はノイズなどのシャープな荒々しさをもって、聴き通すまでに、
疲れを感じるほどの意気込みが伝わりましたが、今作は丁度良い長さで
アルバムが終わり、ほど良い長さになっているように思います。
徹底的に計算され尽くした印象ですね。

硬質で凶暴で緻密で徹底したサウンド・メイク。以前よりも
もっと意思を伴って打ち付けるビート、蠢き歪みのたうち吐き出すような
上モノ、合わさり相乗的な効果を上げる硬派なトラック。

■素晴らし過ぎます。ここまで格好良い音を出すアーティストは
いないでしょう。全11曲42分、刺激的な世界が繰り広げられます。
私的に2006年ベスト3に入るのは確定です。


Clark / Body Riddle (Warp)

■ちなみに、このアルバムをレーベルのWarpで購入すると
3"CDのThrottle Clarenceがおまけで貰えるのですが、
こちらは1stアルバムと同時期に作られた音源のようです。

明らかにアルバムと比較して音質に差がありますが、彼らしく
アグレッシブでリズミカルなビートが楽しめます。おまけとは
思えない素晴らしい出来ですので、入手したい方はお早めにー。

どうやら一部のレコードショップのキャンペーンでも入手が
可能なようです。


Clark / Throttle Clarence (Warp)

Posted by aphex at 2006-10-28 19:10:07 | コメント(6) | Trackback(0)

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2006-09-21 21:04:39

Last Days - Sea [ 試聴・一口レビュー ]

■ん、相変わらず久々です。つーかニュースを更新しなければ、と
思いつつ、やる暇がありません。。情報はそれなりに溜まっているはずなんですが。

さて、本日は珍しく携帯で9割書き上げ、タグや加筆・修正をPCで行いました。
こうすればもうちょっと更新頻度あげられるかも、とか思ったものの、
普段は私、移動が自転車でありました。意味ありませんねー。

というわけでレビューへごー。

Graham Richardsonのソロ・プロジェクトであるLast Daysの1stアルバム。
この作品は、これまで王道的なIDMばかりドロップしてきたn5MDにとって
異彩を放つばかりでなく、新機軸を打ち出すものとなりそうです。

というのも、この音源の基本ラインはビート要素が無い/薄いアンビエントだから
なんですが、よくよく考えると他のアーティストのトラックはビートはあるものの
上モノは音響/アンビエントの音色であるわけで、ただビート要素が薄いという
だけだという事になります。

・・・なら新機軸とか言うなって感じなんですが、ビート要素が無くても、
このレーベルの持ち味である「噛めば噛むほど味が出る」じゃなくて
「聴けば聴くほど〜」の魅力があるわけで。
ちょっとこれは素晴らしい事では無いでしょうか。

ソフトシンセやデジタル・ノイズなどの電子音に古びたピアノやギターの
アルペジオが奏でられる、非常にすっきりとしたシンプルな構成なのですが、
一つ一つのパートがあるべき音で鳴り、緻密に計算されたような距離感/質感を
もって調和したサウンド・メイクが、アルバムを通して感じられる作品と
言えるでしょう。

最近ようやくこのジャンルの魅力が分かってきたアンビエント初心者の
私が魅力を偉そうに語ってみますと、一分の隙もないアーティスト固有の
世界観を聴かせるか、ある程度聴き手にイメージさせる幅を持たせるかに
分かれるかと思う次第で、このアルバムは後者の最右翼かと。
ちなみに前者の代表としてはDeaf CenterのPale Ravineだと思っています。

それだけ隙間はあるのですが、音はしっかりしているため、だらけた感は
ありません。また、聴き手の精神状態によっては物悲しく聴こえ、
また別の状態では陶酔してしまう美しさをもって聴かせる、そんなバランスを
伴ったメロディ・ラインをしています。

■全14曲分。ピアノの音に思い入れのある方は聴かねばならない音です。
私は思いっきりやられてる毎日です。


Last Days / Sea (n5MD)

Posted by aphex at 2006-09-21 21:04:39 | コメント(2) | Trackback(0)

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