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■ここがヘンだよ日本サッカー

オリンピック18人の読み[アテネ五輪]

今年の日本サッカー界の一大イベントであるアテネオリンピックは、対戦相手もパラグアイ、イタリア、ガーナに決まり、あとはオーバーエイジ招集選手をを含めたメンバーを決定し、7月に予定されているいくつかのゲームをこなしながら最終準備をするのみとなってきた。今日はそのオーバーエイジを含めたメンバー選考について考えてみたい。

アテネオリンピックはアジアカップやアルゼンチンとの親善試合と一部日程が重複している。そのためA代表の主力はアテネオリンピックにオーバーエイジとして参加することが出来ない。これはアジアカップに対する考え方によって結論が変わるのだが、個人的にはアジアカップには持てる全ての力を結集して望む必要があると考える。少なくともA代表スタメンクラスからのオーバーエイジ招集は避けるべきである。

U-23の山本監督はGK曽ヶ端、MF小野、FW高原の招集を希望しているとされているが、曽ヶ端はともかく、小野と高原については反対する。小野は上で述べたようにアジアカップに呼ばれるべきと考えるからである。中田英や稲本の欠場の可能性が高いため、小野まで離脱してしまうことは認められない。もちろん万が一目標がアジアカップ優勝でない場合は話は変わってくるが。

さてオリンピック登録の18人について考えてみたいのだが、まずは高原の参加が噂されるFWから。病み上がりでコンディションが落ちているであろう高原にこだわりたい理由がよくわからない。小野を呼びたいくらいなのだからおそらく2トップなのだろうが、大久保・田中達がほぼ決定的、ポストタイプとして平山・高松のどちらかを呼ぶだろうから、オーバーエイジは中央で構えるセンターフォワードがほしいところだろう。しかしコンディションの面は別にしても、点が取れない上にサイドに流れる高原がほしいという意味がわからないのだ。久保はアジアカップに行ってもらわなければ困るので、西澤(C大阪)、山下(柏)、黒部(京都)あたりが適任かと思われる。

ではFWを除く残り14人を考えてみよう。GKは曽ヶ端が確定で残り1座席を黒河・林・岩丸・川島で争う。林の故障で黒河が一歩リードしたか。残りのフィールドプレーヤーはユーティリティ性が重要である。なぜならばGKを除く10個のポジションを16人でまかなわなければならないからだ。そしてシドニーに比べてポジションを固定的にやってきたため、2ポジション以上をこなせる人材が少ない。数少ないユーティリティプレーヤーである前田、阿部、駒野、徳永の4名はほぼ決まったと言っていいだろう。

DFでは阿部と徳永がMFと兼任するため、3バックならば枠はあと4つ。闘莉王、那須、茂庭は決定的。あち1枠を菊地と北本で争うが、相手によって4バックを使うことも視野に入れれば菊地が有利だ。

ボランチは阿部と場合によっては前田が入れるため枠は残り2つ。今野は確定なのであとは鈴木と森崎和の一騎打ちだろう。最終予選時と比べて鈴木の評価は相対的に下がってきている気もするので、最後までわからない。

両アウトサイドは左右をこなせる駒野、DFもやれる徳永のほかに左アウトサイドに1つの枠がある。これは森崎浩でほぼ決まりだろう。競争相手の根本はやや厳しい。そして駒野の復帰により石川の立場は厳しいものとなった。彼を入れるためにはDFの枠をひとつ減らすなどの調整をする必要がある。

最後にトップ下だが、本当に小野が呼ばれるならば小野と同じくトップ下とボランチを兼ねる前田は落ちることになるだろう。もうひとつの枠は松井と山瀬が争う構図だが、私は小野を呼ばない場合は小笠原のオーバーエイジ招集を薦めたい。アジアカップで控えにいるよりはオリンピックに回るほうが彼にとっても有益であろう。

最後にまとめると、GK曽ヶ端、黒河、DF茂庭、闘莉王、那須、徳永、MF阿部、鈴木、今野、森崎浩、駒野、石川、小笠原、前田、FW大久保、田中達、平山、西澤が私の希望を大いに含めた読みである。あくまでもアジアカップに影響のないようにお願いしたい。


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2004年06月11日

中田英寿は本当に下手なのか[ジーコジャパン]

ここ数戦の中田英不在とその間の小野の活躍により最近話題になることは、先日ここでも述べた中田不要論ともうひとつ、それ以上に話題となる両者の共存について、である。これについて、私の見解を結論から言えば、議論する必要すらなし、である。

これまでは小野が中盤の底で地味な仕事に徹し、中田英が攻撃を仕切る形だったが、中田英の負傷離脱後は小野が日本の攻撃を仕切ることが出来るようになった。しかし負傷が癒えれば中田は帰ってくる。そこで2人のピッチ上の指揮官は共存できるか、という話になるわけだ。

まず最も愚かなことは2人のボール扱いの技術を比較した上で「小野のほうがいいじゃないか」と論じること。つまり(直接的であれ間接的であれ)世界の中田英寿に「ヘタだ」と言うわけである。この手の文章を見るたびに私は絶句する。例えば小野と福西はどちらが上手いか、など考えたこともないような人間が、平気で2人の海外で活躍するMFを並べてどっちが上手いかを批評した上で、中田英に「ヘタ」というのである。開いた口がふさがらない。

中田英寿という選手はカメレオンのようなMFである。チームにパスの出し手がいなければ自らがパスを出し、チームにゲームメーカーやラストパスの出し手がいれば得点を狙う攻撃的MFとなる。代表のゲームメーカーとして覚醒した小野の力を今後も発揮できるならば、中田英はゴールゲッターや潰れ役としても働くことで小野との役割分担を図るはずだ。チームの進化とともにプレースタイルを変化させるのが中田英という選手である。

よって、2人の技術のみを比較し、どちらがゲームメーカーか、などと論じるのは無駄以外の何物でもない。中田英は守備力や判断力、戦術眼などを含めたMFの完成度としては日本最高の選手であるし、小野は中田英をもしのぐボールテクニックを持った日本最高級のテクニシャンである。2人はパスの質、得意なプレー、生きる位置が違う。よって「共存は可能か?」と聞かれれば「当たり前だ」と答える意外にはない。


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2004年06月10日
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